MH-plus project のぺーじ
MH-6.8.x 日本語版の歴史(笑) 〜 by MH-plus project
注) このページは、MH-6.8.4 に MH-6.8.4-JP-3.02.patch を当てると
出来る、doc-JP/ 以下にある CHANGES.JP を HTML 化したものです。
内容自体は(ほぼ)同一です。
[1999-02-09] mh-6.8.4-JP-3.02 (by MH-plus project)
- Linux 上で、~/.mh_profile の最後が改行で終ってないと全てのコマンドが
core dump する問題を修正。(Linux 特有?)
- mh-format で 1000000000 以上の数(int が 32bit の場合)を桁数指定せずに
表示させようとするとおかしな数になったり、無限ループになる問題を修正。
- sizeof(long) と sizeof(time_t) が異なる環境で時間がおかしくなる問題を修正。
- long が 32bit だと決め打ちしていた問題を修正。
- vmh が SunOS 4.x 以外ではまともに動かない問題を修正。
- Digital UNIX で、vmh が make 出来ない問題を修正。
- vmh を日本語対応に(表示は JEUC のみ)。vmh の日本語マニュアルも追加。
- ~/.mh_profile に「show: -form hogehoge」とか書いてる場合に、
「show -noshowproc」がうまく実行できない問題を修正。
- options SETEUID と SETREUID を追加。特定の OS では、options RPOP 時に、
inc や msgchk は、実行直後に一旦権限を落し、特権ポートを開く時だけ
root 権限に戻るようにした。(sendmail の test/Results 参照)
- structured header で日本語文字の直後に ')' があるようなものを MIME encode
させると、core dump することがある問題を修正。
- フォルダ内が JIS7 以外の日本語環境で forw -mime をしてから mhn -junet
をしても、取り込まれたメッセージが JIS7 にならない問題を解決。
- edit mhn で application/* タイプのデータを取り込む際、8bit コードを含ま
ないデータだと '\0' を含んでいても encode されない問題を解決。(生の '\0'
は転送時に化ける)
- multipart の一部のパートが 8bit になってる場合でも、トップレベルが
7bit のままになってた問題を解決。(cf. RFC-2045)
- multipart の delimiter の後ろに余分なスペースがあると delimiter として
認識されない問題を解決。(cf. RFC-2046)
- inc で lock file によるロックをした場合、inc が異常終了すると lock file
が消されずに終了してしまう事がある問題を修正。
- trim で右寄せ桁数指定をした場合、切りとられる位置に日本語があると文字
化けする問題を修正。
- showproc を mhl にしてる時に、msh をフォルダーモードで起動し show する
と、表示が終った後 core dump する問題を修正。
- bbc で LISTGROUP コマンド(RFC-977 に無い拡張コマンドだがほとんどの NNTP
サーバーでサポートされている)をサポートしてない NNTP サーバーにはうまく
接続できない問題を修正。
- Bbc で NNTP 接続した際、scan 時に存在した記事が show した時には expire
されてた…とか、あるはずの記事が途中で無くなると、bbc が落ちてしまう
問題を修正。
[1998-12-02] mh-6.8.4-JP-3.01 (by MH-plus project)
- options RPOP 時に発生する inc や msgchk のセキュリティ・ホールを修正。
- 長い MIME ヘッダー行で buffer overrun が発生するセキュリティ・ホールを
修正。
- options JAPAN をつけて、options MIME_HEADERS をつけない場合に、Subject:
等に生の JIS コードを書いたメールを post すると、JIS7 で出ていかずに、
- JEUC になってしまうというバグを修正。
- 空のヘッダーがあると pgped が core dump する問題を修正。
- 「inc -file hoge -truncate」は効くのに「inc -truncate -file hoge」は
-truncate オプションが無視される問題を解決。
- mhparam で、デフォルト値のある proc コンポーネントのうちデフォルトのままに
しているものを表示させようとすると、core dump する問題を解決。
- digestcomps の 2000年問題を解決。:-)
- SJIS 環境で mhn エディットすると、MIME エンコードされた
Content-Description: ヘッダーが化ける問題を修正。
- mhl に decode オプションを追加。
- post のデフォルトの動作を、ドラフトに MIME-Version: ヘッダーがある時
には -hencode、ない時には -nohencode になるように変更。
- mhn エディットの際に MM_CHARSET=iso-2022-jp の時には 8bit メールに 7bit
と表示するように。(post 後に sendmail 等で EUC→JIS7 変換がされる場合へ
の対策)
- pgped のデフォルトを -mime に変更。
- PGP5 に一応対応。
- send 及び mhn の message/partial 関係を RFC-2046 対応に。
- mhn_defaults 内に「mhn-show-multipart/mixed」等を設定しても無視されて
いた問題を解決。
- FreeBSD 等では gzip された man をインストールするように。
- POP(クライアント)機能を on にするが、POPサーバー関係をインストールしない
という選択が可能に。
- configure のデフォルトを --enable-pop --enable-apop --disable-popserver
にする。
- vmh.c が glibc2 で make 出来ない問題を解決。(でも、元々 vmh 自体使えない
から特に意味なし :-p)
- Solaris 2.5.1 → 2.6 の仕様変更で libzot.a が make 出来ない問題に対応。
- BSD/OS では shlicc2 を使うように。
- OPENSTEP の lockf() が broken だ…対策。
- Linux の ruserpass() が MH のものと仕様が違う…対策。
- タイムゾーン取得の際、SYS5 だけど ZONEINFO 機能がある OS を考慮して、
ZONEINFO オプションを優先させるようにする。
- 日本語オンライン・マニュアルを作成。
[1998-04-24] mh-6.8.4-JP-3.00 (by MH-plus project)
このバージョンからは mh-68-jp ML と
MH-plus project が統合されています。
- ベースを mh-6.8.4 に上げた。
- mark の core dump 対策で、エンバグしてた部分を修正。
- APOP が古い db だけを想定してたので、ndbm にも対応させる。
- POP を define し、RPOP を define してなくても、POP のデフォルトが
RPOP になるのを修正。
- mhn で multipart/foo などを multipart/mixed 扱いにする。(RFC-2046)
- mhn で text/foo などを text/plain 扱いにする。(RFC-2046)
- sendmail のパスが "/usr/lib/sendmail" と決め打ちされてる点を修正。
- chgrp のパスが "/bin/chgrp" と決め打ちされてる点を修正。
- FreeBSD などで conflict を実行すると、/usr/spool/mail が無いと言われる
問題を修正。
- リトルエンディアンのマシンで、msh で MMDF 形式のファイルを scan する
と last のメッセージがうまく表示できない問題を修正。
- SVR4 のロングタイプの utmp に対応。
- OS によっては popauth で APOP のデータベースファイルを初期化できない
問題を修正。
- mhn -list で multipart なメールのパート一覧を見た時、各パートに付いて
いる Content-Description: ヘッダーの内容が MIME エンコードされている場合、
それがデコードできない問題を修正。
- inc や scan の時、何のオプションも指定してない場合は MIME デコードする
ように修正。
- pick で MIME エンコードされたヘッダーを検索できるように修正。
- options MIME の時、charset=ISO-2022-JP が付いたメールを show すると、
いちいち mhn を呼んで、ヘッダとボディを分割するのをやめるように修正。
- rcvtty は EUC しか表示できない問題を修正。また、何のオプションも指定
されてない時は MIME ヘッダーのデコードをするように…。
- mhn で compose した時(whatnow から edit mhn など)には、ヘッダーを
MIME エンコードするようにした。
- mhn で compose した時には、SMTP で転送できないぐらい一行が長い text/plain
はエンコードする事にした。
- MIME ヘッダーの language 拡張に対応。(RFC-2231)
- mhl 用のフォーマット mhl.format, mhl.headers は hdecode() 入りを
インストール。
- mhn に自動 JIS コード変換をする -junet オプションと、生の 8bit を許す
-8bit オプションを付けた。
- inc が SetUID root されるのは RPOP の時だけにした。
- bbc でニュースグループを指定しないと OS によっては core dump する問題
を解決。
- bbc が NNTP 接続の時に、使いもしないパスワードをいちいち聞いてくる
のをやめるようにした。
- options NNTP を BPOP から独立。単独で NNTP を指定できるように。
- mh-format の hencode, hdecode 関数を RFC-2047 対応に。
- pick の検索文字列は Mule の内部コードでもOKに。(Mule + MH-e のバグ対策)
- 型の違いをうまく cast 出来てない部分を修正。
- m_atoi() が options LOCALE をセットしてるかどうかによって挙動が変わる
問題を修正。
- options MIME だと MIME に対応せず、options MIME じゃないと対応すると
いう風に逆になってた部分を修正。
- options READLINE 追加。msh がヒストリやフォルダー名補完等が出来るように。
- コメント等の typo を修正。
- mhl で BUFSIZ 以上の長さのヘッダーを mh-format で処理しようとすると、
BUFSIZ でぶち切れる問題を修正。
- mh-format で BUFSIZ 以上の長さの文字列を hdecode などすると、core dump
する問題を修正。
- Solaris で行頭に # をおいた日本語メールを mhn エディットすると、core
dump する事があるという問題を修正。
- lex の失敗チェック部分を厳しく。
- folder コマンドが 300個以上のフォルダーを認識できない問題を修正。
- mhpath コマンドが 998個以上のメッセージを認識できない問題を修正。
- slocal の -file オプションがまともに働かない問題を修正。
- slocal -debug が ~/.maildelivery のフォーマット間違いには何の警告も出さ
ない問題を修正。
- slocal -debug で sender が分からないメールが送られてくると core dump
する問題を修正。
- options SETMG 時の slocal のセキュリティホールを修正。
- rcvtty が BSD 以外のマシンでは動かない問題を修正。
- ~/Mail/inbox/.mh_sequences などが一行 BUFSIZ*2 文字以上になると、
「inbox/.mh_sequences is poorly formatted」などと出て、
MH シーケンスが使えなくなる問題を修正。
- FreeBSD の日本語環境で、「File-Coding: ja_JP.JIS7」等の設定をしてない
と MH-e でうまく日本語が表示できない場合があるという問題への対策。
- 漢字コードは $LANG や $LC_CTYPE などは見ないようにする。
- olaris_gethostbyname() を sendmail-8.8.8 を元に書き換え直し。
- rmm で Trash-Folder: (ゴミ箱フォルダー)の設定が出来るように。
- pgped/pgpshow を multipart/signed、multipart/encrypted に対応。
- multipart/* (mixed, alternative, digest, parallel 以外)を mhn で show
する際に、mhn_defaults に指定 multipart の show の設定がある場合、指定
プログラムにはデコード後の content ではなく、生の content を渡すように
変更。(電子署名されたものを閲覧する場合などへの対策)
- curses が ncurses であっても、一応 make は通るように。
- HP-UX で SYS5DIR を define しても大丈夫なように。
- FreeBSD で APOP が core dump する問題に対処。
- Linux でのディレクトリ構造体の問題を修正。
- Linux で shared ライブラリを作るようにする。
- IRIX の char は unsigned char だ…という問題に弱々な対応。
- mhn -list の際、message/rfc822 の multipart の場合、Content-Description:
ヘッダーがない時は、message 部分の Subject: を見る。
- mhn で、コメントの parse を RFC-2045 の記述どおりにするようにした。
- 「Content-Transfer-Encoding: binary」に対応。但し、binary の multipart
には非対応。
- MPOP を BPOP から独立。以前に jp2c+-1.02 で追加した MPOP 定義下で BPOP
非定義の警告を解除。
- AliasFile の中に日本語を書けるようにした。但し、post に -hencode を付け
て置く必要あり。
- mhn は「ヘッダーの MIME encoded-word を含む行は一行76文字以内にすること」
…という RFC に従って encode するのに、post -format すると、勝手に行を
繋げて、76文字以上になってしまう問題を修正。
- mhl で mh-format を使った際に、format 後のヘッダが format 前のヘッダ
より長くなる場合に core dump する事があるバグを修正。
- HP-UX 10.x で options RPATHS の場合、Return-Path: 行にゴミが残ってしまう
問題を修正。
- From: 行に、やたらと長い継続行のコメントがついてるようなメールに対し
repl すると、変な位置に数千行ぐらいの空行が出力されたりする問題を修正。
[1997-10-07] mh-6.8.3+-jp2c+-1.03 (by MH-plus project)
- ソース中で "/etc/utmp" と utmp のパスを決め打ちしてる問題を修正。
- FreeBSD で packf が core dump する不具合を修正。
- SJIS 環境で repl の際にヘッダの漢字が化けることがある不具合を修正。
- hdecode 関数を "Q" encoding まで拡張。
- MIME encoded-word が 2byte文字の途中で分割されてると文字化けするのを修正。
- mhn が 7bit メールは全て ISO-2022-JP だと思ってしまう問題を修正。
デフォルトは charset="us-ascii" に戻す。
- mh-format で表示できない漢字がある場合、それ以後が空白になる問題を修正。
- options CONTENT_LENGTH 時に、packf したファイルを msh で scan すると、
Content-Length: がらみの警告が出る問題を修正。
[1996-08-28] mh-6.8.3+-jp2c+-1.02 (by MH-plus project)
- Linux への対応。
- FreeBSD で APOP 付きの make が通るよう dbm 回りを変更。
- pick が各行1024文字目以降を検索しない不具合を修正。(ヘッダーの継続行は
繋いでから検索してるので、何行にも渡る継続行のあるヘッダーでは 1024文字
を越える事があります)
- pick に与える正規表現で前に文字のない '*' を使うと core dump する問題修正。
- slocal で '+' を指定すると、rcvstore を起動するように。
- options CONTENT_LENGTH 時に、メールをスプールと違う漢字コードで
フォルダーにセーブすると、Content-Length: ヘッダの byte 数がずれて、
エラーが出る問題を修正。
- slocal の destroy 回りの不具合を fix。
- options FILBUF_ADJ 追加。_filbuf() の仕様の違いを吸収。
- GNU make でも make 出来るように修正。
- MPOP, BPOP の依存関係を満たしてないと mhconfig 時にエラーを返すよう変更。
- mhlで、mail header 部がBUFSIZ(=1024)以上の時、body が化ける不具合の修正。
- mhlで、長い行があると core を吐いたり文字化けしたりする不具合を修正。
- 一部の OS で、タイムゾーンに JST と書かれたメールが sortm でうまく時間
順に並ばない不具合を修正。
- pick で日本語を含んだ文字列を検索できるように修正。正規表現も日本語対応。
- SJIS 回りの漢字コード変換ルーチン等のバグ修正。
- strcasecmp() を uleq() で書き換え。
- MAILGROUP と POP を両方指定してる時に saved GID が落ちる問題を修正。
[1995-08-01] mh-6.8.3+-jp2c+ (by MH-plus project)
記述はありませんがこの日付で公開されたものは jp2c+-1.01 です。
- Solaris 2.x への対応。
- FreeBSD への対応。
- options CONTENT_LENGTH 追加。Solaris 2.x などの Content-Length:
ヘッダーに対応。
- options SETMG を追加。slocal を mail に SetGID 出来るようにする。
(セキュリティ的には問題があるかも知れない)
- options NORESPOST を追加。post 作成時に -lresolv をつけないように出来る。
(/etc/hosts や DNS の見に行く順序を自由に設定できる OS では意味なし)
- Solaris 2.x で POP が使えるようにする。
- Solaris 2.x や FreeBSD で shared library が使えるように…。
- Solaris 2.x で .mh_sequences のないフォルダーを mark すると core dump
する問題の対策。(これはその後 mh-6.8.4 で修正されました)
- slocal のファイルロック関係の修正。
- sendmail との SMTP connection で、MH が HELO/EHLO を言わない問題の対策。
- ヘッダ中のコメント折り曲げ時の不具合修正。
- folder -fast -recurse の際、ディレクトリのリンク数が2なら、サブ
ディレクトリを検索しないように。
- trim が core dump する問題を修正。
- Solaris 2.x の gethostby{addr|name}関数が FQDN を返さないバグ対策。
- mhn 中の si_key 等の変数混同バグを修正。
- post -hencode 時にヘッダーに TAB と space だけの行が出来てしまう事が
ある問題を修正。
[1995-05-23] mh-6.8.3+-jp2c+ (by MH-plus project の前身 ^^;;)
jp2c+-1.01 以前は名前が同じなので、ややこしい。:-)
[1993-12-??] mh-6.8.3-JP.2c (by どなたでしょう? ^^;;)
ちなみに、このバージョンには mh-68-jp ML も MH-plus project も絡んでません。
- ベースを mh-6.8.3 に上げる。(mh-6.8.3 に mh-6.8-JP2c パッチを当てた模様)
[1993-08-20] mh-6.8-JP2c (by mh-68-jp ML)
- mhl の改行処理のバグ修正。
- install-mh が abort する問題を修正。
[1993-02-14] mh-6.8-JP2 (by mh-68-jp ML)
- Shift JIS コードに対応。
- mhl を日本語対応に。
- MIME ヘッダーを encode/decode 出来るように。
- mhn で edit した時のデフォルトを charset="iso-2022-jp" に。
[1992-12-21] mh-6.8-JP1 (by mh-68-jp ML)
- inc や scan で日本語文字(JIS コード)が含まれていても文字化けしないように。
- mh-format 中で日本語文字が使えるように。
- timezone "JST" を認識するように。
/* MH-plus project (mh-plus あっとまーく material.chem.eng.himeji-tech.ac.jp) */
Internet関連業績(笑)
MH-plus のぺーじ
MH のどうでもいいような趣味の講座
はやし はるひさ
このページの最終更新日: 1999年 2月28日 日ようび 晴れ