MH-plus project のぺーじ

・ MH についての諸々 [更新: 15Oct1999]
[15Oct1999] オリジナルの MH の現状について
元々 Rand 社の Bruce S.Borden 氏らによって開発されたソフトウェアを、 Marshall Rose氏 や John Romie氏 らを中心とする UCI (University of California, Irvine; カリフォルニア大学アーヴィン校情報科学科)の人々が 改良し、多くの人々により改良が重ねられたものです。 現在も関連ML や primary な ftp、Web ページ (http://www.ics.uci.edu/%7Emh/) が UCI にあります。

MH.4 〜 MH.6 までは順調にリリースされ、 MH.6.7.0 が 1990年4月、MH.6.7.1 が 1990年12月、 MH.6.7.1a が 1991年1月、MH.6.7.2 が 1992年2月、 MH.6.8 が 1992年12月、MH.6.8.1 と MH.6.8.2 が 1993年8月、 MH.6.8.3 が 1993年12月…とリリースされて来ましたが、 この MH.6.8.3 を最後に、 残念ながら活動をほとんど停止している様に思われます。

オリジナルサイト には MH.6.8.4 (1996年2月頃)が用意されていますが、 WWW, ftp などのメッセージやドキュメント等には、未だに 「current version is 6.8.3」とされており、 βリリース扱いとも考えられます。 なので「最新版は?」と尋ねられると判断が難しい(汗)ところがあります。 …単にドキュメント他の更新をしてないだけかも知れませんが。

mh-plus project では、この理由より、1997年10月の v1.03 まで、 MH.6.8.3 ベースのパッチを作成していましたが、各種OSのパッケージとして 収録されているものも MH.6.8.4 ベースが大半となっている状況を鑑み、 1998年4月の v3.00 より、MH.6.8.4 ベースのパッチとしています。

[15Oct1999] mh-plus と オリジナルの MH の関係について
当初、mh-plus project では、mh-68-jp により行なわれた MH の日本語化についての 機能強化・バグ fix を中心に パッチを制作しておりました (1998年4月の v3.00 より、両プロジェクトが統合されました)。 しかし、ソースを色々見直すうちに、 オリジナル箇所のバグも少なからず発見され、 それらも含むような形となりました。

最初は 日本語化部分へのパッチ・オリジナル部分へのパッチ などと区別して いたのですが、段々と複雑怪奇に(笑)混ざりあってしまっている状態ですが、 いずれ、オリジナルの MH 側に反映して貰えるようならなぁ…とは思っています。 出来れば日本語化に留まらず、出来れば国際化も行ないたい…とも思うのですが、 なかなかそこまで手が出ない状況でして…(汗)。助っ人募集中(^^;;)。

[16Sep1999] 他の MH 派生型 MUA (Mail User Agent)との関連について
MH の派生として最も有名なものは、 nmh (new MH) でしょう (http://www.mhost.com/nmh/)。 MH.6.8.3 をベースに、色々と改良・機能整理されたものです。

当初、mh-plus project でも、開発ベースを nmh に移行しようという 案もありましたが、nmh は仕様がコロコロ変わるわ、 あまりにも複雑になった MH の機能を出来るだけシンプルにしようという 方針から、オリジナルの MH との互換性も切り捨てていくわ…という 状況でしたので、 今のところまだ、移行は考えておりません。(安定期に入れば別ですが:-))

[16Sep1999] フロントエンドプログラムとの関連について
MH のフロントエンドのプログラムには、 mh-e や exmh などがあります。

mh-e は e-lisp で書かれた、MH の Emacs インタフェースプログラムです。 Emacs の配布パッケージ内に含まれています。
mh-e.el (v5.02)には、 「Maintainer: Stephen Gildea 」と書かれてるのですが、 WWW ページなどが見つからないので、現状はよく判りません(汗)。

exmh は Extended X-windows Mail Handler の略で、TCL/TK で書かれた MH のインタフェースプログラムです (http://www.beedub.com/exmh/)。 日本語化は、高エネルギー加速器研究機構の古川氏によって行なわれているようです (http://www-linac.kek.jp/%7Efurukawa/exmh.html)

この他にも、 mew (http://www.mew.org/) は、 誕生当初はオリジナルの MH を利用してのフロントエンドという形だったのですが、 現在のものは、IM を利用し、MH から"独立"したプログラムとなっています。


はやし はるひさ hayashi あっとまーく laic.u-hyogo.学術.日本
=> Internet関連業績(笑)
=> MH-plus のぺーじ
=> MH のどうでもいいような趣味の講座

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このページの最終更新日: 1999年10月15日 金ようび 曇